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今日、2007年4月29日は竜援塾の第1期生入塾式と第1回講義が行われます。
場所は長野県上伊那郡中川村の中川文化センター視聴覚室で、入塾式が13時~、第1回講義が13時30分~17時です。
講師は池上洋通氏で「国民主権と立憲主義について考える」とのタイトルで行います。
聴講もできますので、お時間が取れる方はぜひお越しください。
なお、聴講には塾サポーター年会費1000円と各講義につき聴講料1000円が必要となりますのでご了承ください。
竜援塾運営委員会 事務局
◇竜援塾の目的
世界を考え、地域を見て、学びあう、おとなの学び舎として、本科と通信科の塾生は学習を通じて自己の理想とする社会イメージを構築し、これを具現化するための手法を獲得する。また、柔軟な発想とものごとの本質を見きわめ、ひとりひとりが主体的にかつ楽しく豊かな気持ちで暮らせる地域を実現するための講座も開設する。
◇募集学科
期 間
本科 本コース 3年
通信科 基礎コース 1年
本コース 3年
◇募集定員
本科 1期 30名 受講希望者が20名に満たないときは休校の場合もあります
通信科 1期 50名
◇講 義 1年10講義(本科および通信科)
・授業は一般的な講演ではなく講義形式をとる。
・担当講師は参考資料を一ヶ月前に提示し、塾生はこれを事前学習して講義に臨む。
・授業終了後1週間以内に塾生はレポートを提出する。
・事務局はゼミの記録をまとめ、塾生レポートともに講義記録集および講義音源を編集する。
・本科受講が困難な方のために講義音源を聴き、レポートを提出する通信科を設ける。
・本科を欠席した場合は、事前の連絡があった場合に限り通信科と同様に講義音源を聴き、レポートを提出する。
・授業は休憩をはさみ200分とする(講師により変更になることもあります)。
◇応募資格
・竜援塾の趣旨に賛同し、学ぶ意欲のある人。
◇選考方法
本科
・入塾希望者が多数の場合のみ書類選考(ただし、初年度に限り先着順)。
通信科
・先着順。
◇応募書類
本科・通信科
経歴書(書式は自由)、小論文(地方自治について 1000字程度)。
奨学生
経歴書(書式は自由)、小論文(憲法と地方自治 2000字程度)。
◇学 費
本科 入塾料 3万円 年間学費 5万円
通信科 (本科の講義2回、聴講8回に参加可)
基礎コース 入塾料 2万円 年間学費 3万円
本コース 入塾料 3万円 年間学費 3万円
学費は4月20日までにお振込みいただき、振込みの確認をもって入塾手続き完了とします。
学費の一括納入が困難な場合は相談に応じます。
◇奨学金制度 本科塾生の学費を奨学賛助会員が補助します
希望者は、小論文を提出し選考により決定。
本科本コース 1期 若干名 年間学費 3万円を補助
◇書類送付先(4月20日消印有効)
E-mail:ryuenn_jyuku@mbr.nifty.com
◇学費納付先
銀行名 飯田信用金庫 高森支店
口座名 竜援塾運営委員会 事務局 宮下 敦
リユウエンジユクウンエイイインカイ ジムキヨク ミヤシタ
普通口座 4518704
学費納付期限 2007年4月20日
○1年目 基礎-理想とする社会のイメージを諸国の歴史と実践そして憲法から学ぶ
◇本年度 講義スケジュール予定(2年目以降は開塾式までに決定
開 塾 式 2007年4月29日(日)
初回講義※ 2007年4月29日(日) 講師・池上洋通
午後1時30分~5時 憲法①「国民主権と立憲主義について考える」
2回目講義※ 2007年6月10日(日) 講師・池上洋通
午後1時30分~5時 憲法②「恒久平和主義とはなにか」
3回目講義※ 2007年7月21日(土) 講師・池上洋通
午後1時30分~5時 憲法③「基本的人権を考える」
4回目講義 2007年8月4日(土) 講師・鵜飼 哲(日時は予定です)
午後1時30分~5時 「未定」
5回目講義※ 2007年9月22日(土) 講師・池上洋通
午後1時30分~5時 憲法④「議会制民主主義、議院内閣制を考える」
6回目講義 2007年10月20日(土) 講師・色平哲郎
午後1時30分~5時 「メディア・リテラシーとメディカル・リテラシー」
7回目講義※ 2007年11月10日(土) 講師・池上洋通
午後1時30分~5時 憲法⑤「地方自治とはなにか」
8回目講義 2007年12月15日(土) 講師・高橋哲哉
午後1時30分~5時 仮題「靖国信仰と近代日本-そして現在」
9回目講義 2008年1月12日(土) 講師・渡辺 治
午後1時30分~5時 仮題「変革の底流-1990年代から現在へ」
最終講義 2008年3月22日(土) 講師・池上洋通
午後1時30分~5時 総論「世界と日本の動き、そして私たちの学習課題」
※竜援塾サポーターを対象とした公開講座
○2年目 応用-今日の社会問題を憲法に照らして現状を把握し、社会を読む
講師は目下交渉中
○3年目 実践-憲法を根底にすえて市民としての社会参加を実現する
講師は目下交渉中
趣意書
中央アルプス、南アルプスの造山運動と天竜川の侵食によりつくられた伊那谷は、3万年以上の古きよりこの地で生きてきた人々をはぐくんできました。
いまなお豊かな自然とともに生きる伊那谷に暮らすわたしたちの先達は、1924年(大正13年)に、信南自由大学(後の伊那自由大学)をつくり、その趣意書に「民衆が労働しつつ生涯学ぶ民衆大学、すなわちこの自由大学こそは教育の本流だと見られなければならぬことが、強く主張せられるに至った」と宣言しました。
それから61年後の1985 年に、ユネスコが「学習権宣言」を採択し、成人における学習の重要性を世界に訴えました。私たちは、この宣言のはるか前に、伊那谷の地でその精神を現実のものとした先達の卓見と教養の深さに、強い衝撃を受けます。
ひるがえって、いまの私たちの学びと精神活動の場はどうでしょうか。
社会格差という言葉に象徴されるような理不尽な社会現象、イラクへの派兵といった政治の動きの中で、どれほどの学びの場や研究の場を用意してきたでしょうか。また、急速に進む高度情報化社会とボーダレス化、地球環境の悪化、少子化などに対する正確な理解が無ければ、この国の主権者として活動できませんし、そもそも一人前の社会人とも呼べないのではないでしょうか。
いま学校教育の危機が叫ばれていますが、社会教育、成人の学習はもっと深刻な危機の中にあります。
そこで私たちは、83年前に信南自由大学が掲げた精神を受け継ぎ、この地に「地域を知る、日本を知る、世界を知る、おとなの学び舎」として「竜援塾」を設立することを決意しました。
「竜援塾」は、誰もが参加できる自由な学校です。天竜川をはさんで暮らすどこの町、どこの村にも教室が実現することを目ざします。
地域、全国、そして世界の人々の生活と文化をいつも頭に描き、交流し、共に生き、共に学ぶ、共生の大地を拓く学校として「竜援塾」は始動します。
2007年3月1日
竜援塾運営委員会